今日紹介する映画はこんな人にオススメです。
- 映画好きな人が好きな映画を見たい
- アメリカンカルチャーやカウンターカルチャーが好きな人がオススメする映画を見たい
- 王道の成り上がりストーリーでバイオレンスでマフィア映画が見たい
- せっかく見るなら映画からビジネスや人生に通ずる何かを学びたい
上記に当てはまる人は是非この記事と映画を見て下さい。
それでは、この映画の感想とスカーフェイスから学ぶビジネスマインドと人生哲学を書いていきます。
アルパチーノ主演『スカーフェイス』を見た感想
まずアルパチーノが演じるトニーモンタナはすぐキレる。
ファックという単語は映画史上最多であると思う(笑)
感想をざっと書いていきます。
成り上がろうとする不屈の精神。
どんな上の相手にも臆する事なく立ち向かうメンタルの強さ。
大切な場面で引かない交渉力。
移民の話題になると感情を爆発させるほど
自身のアイデンティティーのコンプレックスが垣間見れる。
しかしこのコンプレックスと怒りが生きるモチベーションになっている。
怒りという感情を自分の中に昇華してエネルギーに変えているのだ。
この怒りや嫉妬をパッションに変換するのは是非見習いたい。
麻薬王という世間的にはアウトな立場だが
成り上がっていく様子は爽快であり男としてカッコいい。
女も金も名誉も地位も一文無しから自分の力でもぎ取っていく様はかっこいい。きっと男性ならわかるであろう。ヒップホップカルチャーやギャングカルチャーに精通している当時の若者に人気を博したというのがよくわかる。
自分は、序盤のモンタナが好きだった。ファック!ファック!とうるさいが序盤のモンタナは成り上がろうとする際に、仁義を守っていた。自己中心的で利己主義だが仁義を守っていたからこそ上にまで登れたのだろう。
女、子供を巻き添いにしないという終盤の言動もそこから感じ取れる。
だが、登り詰めるにつれて不安になっていく。
周りの意見を聞けず、周りを信頼出来ない。
自分だけの力で仕事をしようとする。
これは必ずどこかでボロが出る
仕事でもそう。
工場の製品は何個の部門を通しているから
品質が保たれる。世界で日本の品質がNo1なのはチームの力である。
モンタナはそこを履き違えた。利益もやり方もリスクも全て自分で背負い込んでしまった。
冷静さを失い、1本の筋を通せず、相棒を失い、妹を失い、
そして最後はあれだけ警備を固めて用意周到にしていた男が、後ろから一発打たれて終わる。
利益と欲に呑まれて、周りを見渡す余裕と周りの人を大切にする器量がなくなると一気に崩れ落ちる様は映画であっても背筋が凍るラストシーンだった。
ワンマン経営者にありがちだなと最後のシーンを見て思った。
アルパチーノ主演『スカーフェイス』から学ぶマインドと哲学
モンタナは完全なる社会不適合者(笑)その人格は当時の社会情勢からそうなってしまったのではないかなと思う。時代の被害者といえば被害者。ただ、社会に対しての反感はエネルギーになるのは間違いないと感じた。
現代社会に対しても政治なり会社なりに『おかしい』と自分の頭で考えて疑問に思う事はとっても重要。会社や上司の言いなりになったり全てを信じこめてはいけない。仕事や教えに対して『ツッコミ』を自分の中でいれるのが凄く重要。
じゃないと『主体性』が生まれず、やらされている仕事になり人生になる。それってつまらない仕事になるしそもそも成長しないし、結果成功もしない。それは時代が違えど言えると思う。
自分の頭で考えないと楽な方に楽な方にマインドがシフトしてしまって周りに流されて行動力を失っていつの間にか人生は終わってしまう。
この映画からは、モンタナがやっている事は犯罪ですが(笑)
『人生やビジネスを進める上でまず自分の頭で考えなければ何も始まらないし、周りから抜き出る事さえ出来ない』
『怒りという感情を自分の中に昇華して良いエネルギーに変える。
怒りや嫉妬をパッションに変換するのは是非見習いたい所です。』
是非、カルト的な人気を誇る『スカーフェイス』を若かりし頃のアルパチーノを下記リンクから無量で観れますので観て下さい。自分の周りのカッコいい先輩たちは皆見ています。
それではまた!